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監修:東静脳神経センター
順天堂大学医学部附属 順天堂醫院脳神経内科 
横山 和正 先生

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脊髄の炎症による症状

脊髄に炎症が起きると、からだを動かすことが難しくなったり(運動障害)、痛みやしびれなど(感覚障害)があらわれます。


からだの一部が動かしにくい、動かせない

片手・片足だけ、からだの片側、足のみ、両手両足に及ぶ場合とさまざまです。

杖をつく患者さん
痛む、しびれる

一時的に強くあらわれたり、長い期間続くことがあります。ガードルで締めつけられるように感じることもあります。

痛みをともなって激しくつっぱる

症状は手足や体幹にあらわれることがあります。

手の痛みやしびれを気にする患者さん
温度や痛みがわかりにくい
排尿や排便に関する障害

排泄に時間がかかる、排泄回数が増える、急に排泄したくなる、まだ残っている感じがする、漏れてしまうなどがあります。

トイレに急ぐ患者さん
レルミット徴候

脊髄の傷により、前屈すると病変より下に電気が流れたような激痛があらわれることがあります。

特定非営利活動法人MSキャビン. 視神経脊髄炎 完全ブック 第1版. 2018, p22-24.

日本神経学会監修. 多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023. p7.