• 『はたらく細胞』は科学教育エンターテインメント作品です。科学的に完全に正しいものではなく、分かりやすさを優先した表現が含まれています。

病原体などの異物が体に入ってくると、わたしたちの体を守るために、
免疫系の細胞*1たちが戦ってくれます。

免疫の細胞たちは、それぞれの得意なことを活かしてチームで戦っていますが、
ときには間違えて、自分自身に反応してしまうこともあります。
  1. 補体や抗体は細胞ではありませんが、タンパク質でできた体を守る免疫の仲間です。

NMOSDは血清中の抗アクアポリン4抗体(抗AQP4抗体)という自己に反応する抗体が関与する自己免疫疾患です。
NMOSD患者さんの体の中で作り出された抗AQP4抗体がAQP4にくっつくことで補体が攻撃的になります。
これにより、アストロサイトが破壊され、その後、神経細胞や髄鞘(ずいしょう)も破壊されることで症状を引き起こします。

抗AQP4抗体陽性NMOSDの発症機序には補体タンパク質が深く関わっています
アストロサイト上のAQP4にB細胞から産生された抗AQP4抗体が結合する※B細胞から分化した形質芽細胞(けいしつがさいぼう)および形質細胞が抗体を産生します。 補体が❶の結合状態を「異常」ととらえ、排除しようと活性化した状態になる活性化した補体がアストロサイトを傷つけ壊す 補体に免疫細胞が呼び寄せられて、炎症を起こす アストロサイトが壊され、周辺の中枢神経系(神経細胞や髄鞘など)も壊される 一連の流れがあり、神経細胞や髄鞘が破壊されることでNMOSDの症状が起こる 免疫のはたらきを広くターゲットにした治療薬があります 抗体を産生する細胞や炎症に関わる物質をターゲットにした治療薬があります 補体をターゲットにした治療薬があります
アストロサイト上のAQP4にB細胞から産生された抗AQP4抗体が結合する※B細胞から分化した形質芽細胞(けいしつがさいぼう)および形質細胞が抗体を産生します。 補体が❶の結合状態を「異常」ととらえ、排除しようと活性化した状態になる活性化した補体がアストロサイトを傷つけ壊す 補体に免疫細胞が呼び寄せられて、炎症を起こす アストロサイトが壊され、周辺の中枢神経系(神経細胞や髄鞘など)も壊される 一連の流れがあり、神経細胞や髄鞘が破壊されることでNMOSDの症状が起こる 免疫のはたらきを広くターゲットにした治療薬があります 抗体を産生する細胞や炎症に関わる物質をターゲットにした治療薬があります 補体をターゲットにした治療薬があります

先生と相談することが
再発予防の第一歩だよ!

NMOSDでは、早い段階で体の変化
に気づき、
早めに受診して先生に相談することが大切です。

「なんだかいつもと違うな」
「ちょっと気になる症状があるな」
と感じたら、迷わず先生に伝えましょう。

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